プレゼントハラスメント(プレハラ)とは、相手の気持ちや趣味嗜好などを考えずに、受け取る側にとって迷惑になるプレゼントを渡すことです。
相手の気持ちや都合を考えることなく、プレゼントを渡し、その気持ちを押し付けるのはプレゼントハラスメントになります。
日頃、感謝やお礼の気持ちを、プレゼントとして人に渡す機会があると思います。
その贈り物に対して、相手はありがた迷惑と感じていませんか。
なかには、プレゼントを受けとることが苦手だと感じている人もいるかもしれません。
では、そんなプレゼントハラスメント(プレハラ)とはどのようなものなのか、事例や対処方法、解決方法について詳しくみていきたいと思います。
プレゼントハラスメントとは?
プレゼントハラスメント(プレハラ)とは、相手の気持ちや趣味嗜好などを考えずに、受け取る側にとって迷惑になるプレゼントを贈り続けることです。
2015年に、山科ティナさんという漫画家が「プレゼント・ハラスメント!」というWEB漫画を公開しました。
作品名の通り、先輩が後輩に対して、迷惑なプレゼントを贈り続けるというような内容になります。
この漫画が公開されたことにより、プレゼントハラスメントという言葉が、世の中に知られるきっかけの一つになりました。
普段、家族や友達の誕生日、記念日やお祝い事、お世話になった人へのお礼、取引先への手土産など、さまざなシーンで贈り物をしていることと思います。
ですが、一歩間違えれば、相手にとって迷惑にしかならないプレゼントハラスメントになってしまいます。
本来であれば、プレゼントをもらうのは嬉しいことであり、中に何が入っているのかを想像してわくわくするものです。
それは、プレゼントを渡す人が、受け取る人の趣味嗜好などを考慮して選んでいるからです。
ですが、プレゼントハラスメントの事例の多くは、相手の趣味嗜好を無視した、送り主の自己満足で終わっています。
では、そんなプレゼントハラスメント(プレハラ)の事例についてみていきたいと思います。
プレゼントハラスメントの事例
プレゼントハラスメントには、どのような事例があるのでしょうか。
上司の迷惑行為を報告したが動いてくれません 上司による迷惑行為、発言に悩んでいます。現状はセクハラとまでは言えず大ごとにはできないのですが、仕事外でメッセージを送ってきたり、何度も断っているのにプレゼントを買ってこられて非常に気持ち悪く、ストレスになっています。
Yahoo!知恵袋
小包が届いて嫌な予感がしたらやっぱりプレゼント魔の友達だった…
高級アイスの詰め合わせ…
今月は長女の誕生日プレゼント、上等なものなぜか2回もらったし
新品やキレイな子供服もたくさん譲ってもらってるし、もうお中元なんていいのに
またお返しが…
これはもう…プレゼントハラスメント!笑— タマ@愛媛主婦ブロガー (@iyotamaaaa) July 20, 2019
贈ったプレゼントに対して「なんで使わないの?」「あ、それあげたやつ」「やっぱりかわいい〜」「嫌いだった?」等のその後の使用を強制したりしつこく言ってくるの、プレハラ(プレゼントハラスメント)って名付けよう
— ℂⅈℝ◯ (@photo_npnp) October 4, 2018
プレゼントハラスメントは、プレゼントをされただけでハラスメントだというのは大げさだ、と感じる人もいるかもしれません。
しかし、上司や部下など、関係性において圧倒的に優位な立場の人から一方的に好意を寄せられ、贈り物をされた場合は断りの返事も勇気がいります。
そして、プレゼントを断っているにも関わらず、しつこくプレゼントを渡されるというケースも。
これらは、かなりの迷惑行為ですし、精神的にダメージを受けます。
また、対等な関係であったとしても、プレゼントをもらったからにはお返しをしないといけないと考える人もいます。
しかし、お返しを購入するにも、それが繰り返しとなると出費が気になります。
なので、プレゼントはもういらないと思うのかもしれません。
では、このような迷惑にしかならないプレゼントハラスメントにあったときはどうすればいいのか、対処方法や解決方法をみていきたいと思います。
プレゼントハラスメントの対処方法・解決方法
プレゼントハラスメントの対処方法や解決方法をみていきたいと思います。
まず、自分にとって必要のないものや、興味のないものは、はっきり断るのが一番です。
ですが、ただ断るだけでは、今後の人間関係に亀裂が入ってしまうかもしれません。
なので、断りの返事をするときには、感謝の気持ちも一緒に伝えるといいでしょう。
相手の厚意を受け入れ、感謝しつつ断ることで、相手もそこまで悪い気はしないでしょう。
それでも相手が納得しない場合は、以下の理由で断ってみてはいかがでしょうか。
具体的に、プレゼントを受け取ることができない理由を伝えましょう。
- すでに同じものを持っている。
- 家の中にものがたくさんあり、これ以上置くことができない。
- 家族を理由にする。
相手の要望を無視した、一方的なプレゼントは、贈り主の自己満足です。
できればそういうシチュエーションは避けたいと思います。
ですが、高価なプレゼントではなかった場合、さらりと受け取ってしまい、相手の気持ちを満足させてあげるのも、一つの手かもしれません。