票ハラスメント（票ハラ）とは、SNSやメールによる誹謗中傷や、性的もしくは暴力的な言葉による嫌がらせ行為のことです。
現在、投票や選挙運動への支援につけ込んでセクハラやパワハラなどをする、票ハラスメントが問題となっています。
票ハラスメントは、有権者や支援者、議員から、性別関係なく、男女ともに受けるハラスメントです。
ですが、女性議員や女性議員候補は、自分の意志に反して体を触られたりするセクハラ被害に、多くあっています。
このような票ハラスメントとはどのようなものなのか、事例や対処方法、解決方法について詳しくみていきたいと思います。
票ハラスメントとは？
票ハラスメント（票ハラ）とは、SNSやメールによる誹謗中傷や、性的もしくは暴力的な言葉による嫌がらせ行為のことです。
票ハラスメントでは、男性・女性問わず、被害に合うことがあるようです。
票ハラは女だけでなく男も被害にあってるんだよね？だったら男も声を上げて行こうよ
#ミヤネ屋— 愛巴（itoha） (@itoha91058906) June 23, 2022
議員や議員候補が、有権者や支援者、議員からセクハラやパワハラを受ける被害が、問題になっています。
特に、選挙の時期には、投票や選挙運動への支援につけ込んだ、セクハラやパワハラなどの行為が危惧されています。
では、票ハラスメントにはどのような事例があるのでしょうか。
票ハラスメントの事例
票ハラスメントにはどのような事例があるのか、みていきたいと思います。
- 手を握る、抱き着くなど、体に触る。
- 悪質なヤジを飛ばして妨害、誹謗中傷をする。
- つきまとう。
- 連絡先をしつこく聞き出す。
- 物を投げつける。
- 性に関する差別的な発言をする。
- 投票するから○○してくれと条件を提示する。
実際に、元東京都知事の猪瀬氏が、該当演説中に女性立候補者の肩や胸を触り、問題となりました。
こんなことしてたら女性候補者に対する票ハラがなくなるわけがないじゃないですか。
これ見たおじさん有権者たち(←性教育まったく受けてない世代)は「触っていいんだ～」って勘違いしますよね。
猪瀬直樹、辞めてください。
性暴力です。他党の女性候補者にも被害が波及します。#維新には入れない https://t.co/ZIffu5vbYf— 爪半月(そうはんげつ) (@lunuladiary) June 17, 2022
ただ、えびさわ由紀さん本人は、気にしていないと発言しています。
応援演説時に猪瀬さんの手が私に触っていると話題になっている案件。朝日新聞の記者が取材に来られたので「特に当たっていない」とお応えしました。その後、動画を見た人から肩には当たってるようだと指摘されましたが、まったく気にしてませんでした。
— えびさわ由紀／参議院議員候補（東京都選挙区•日本維新の会）／参院選2022 (@ebisawayuki) June 17, 2022
票ハラスメントという言葉が生まれましたが、これは、ただのセクハラにも思えますね。
マスコミが今度は票ハラとかいう言葉を流行らせたがってるけど普通にセクハラだろ。新しい言葉作ってエンタメにして面白がってるだけだろ
— STANLEY (@STANLEY13594541) June 23, 2022
また、逆に有権者から候補者などに、「投票するから〇〇してよ」などといった発言もあるようですね。
「票ハラ」という言葉を初めて知った
「投票するから〇〇してよ」みたいなやつ本人的には「ジョーク」のつもりだったとしても
言われた方は不愉快だわなジョークじゃない場合も
「そんな方法」でしか女性を口説けないのは…握手した手を離さないとかもあるみたいね
キモキモだな— 梅雨ユタカ (@aki_yutaka7) June 23, 2022
では、次に、票ハラスメントの対処方法や解決方法をみていきたいと思います。
票ハラスメントの対処方法・解決方法
票ハラスメントに合わないためにはどうすればいいのか、対処方法や解決方法をみていきたいと思います。
有権者と議員、議員候補という力関係により、セクハラやパワハラの被害にあっても強く意見できないケースがあります。
そのため、票ハラスメントに関する問題が、表面化しずらくなっています。
特に女性は、女性であるというだけで、差別の対象や性被害の対象になりやすいと言えるでしょう。
現在、票ハラスメントに対する明確な罰則やルールは存在しません。
ですが、票ハラスメントによるセクハラやパワハラをなくすためには、これらの問題について対策が必要です。
たとえば、票ハラスメントに対して自治体や国が罰則を設ける。
SNSやメディアを利用して、票ハラスメントについて広く周知し、たくさんの人に知ってもらう、などです。
また、ハラスメントを受けた際に、一人ですべて抱えてしまわないように相談窓口の設置も急務だと思われます。